「存在する点」は 体積も面積も長さも あらゆるものの部分を持たない。 あるのにない、ないのにある。 この点が実体(モナド)である。 「今という時間」は 時間軸の長さの部分を持たない 「存在しない時間」である。 あるのにない、ないのにある。 今という時間も実体(モナド)である。 実体は現実に我々の世界を構築する要素である。 この実体が「存在する無」なのだ。 「存在するのに存在しない」の概念。 実体が永遠に連鎖をつづける理由、 それは「存在する無」が「完全無」であるための 無限大の広がりである。 この「広がり」が宇宙に誕生した 最初の力学である。 点が「同じもの」として線に拡大すること、 これがアインシュタインの言う 等価原理である。
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2019年1月1日火曜日
4-6「存在する」は力学
まとめてみよう。
「存在する無」は
「(面積や体積などの)存在を持たないものが確かに存在する」
という「点の概念」と同一のものであり、
無の無限大の連鎖である「完全無の世界」は
点の無限大の連鎖である「線世界」と
やはり「同じ概念」である。
存在する無(点の概念)と同じ概念であるために
存在する無と同時に出現する線世界、
それが「1次元線宇宙」である。
つまり1次元線世界は、
何もないものが確かに存在し続けるという「無の概念(点)」が、
永久に存在する「完全無の状態(線)」であることを指す。
それが「無が存在する」という事実であり、
「線の概念世界の実在(世界が完全無であること)する理由」である。
この時点で既に
「実体がある」ことは
「無が存在すること」と等しく、
無の無限大の連鎖として
点の連鎖である「世界が誕生した」ことが理解出来るだろう。
点は「全ての部分をもたないものが存在する」
という実体であり、
その概念は「存在する無」として無と同一である。
このように「存在する(実在する)無の概念」(実体)があることが
点が「存在する概念」として創り出され
世界が同じものとして幾重にも重なって分岐する、
次元世界の生まれたその理由である。
「存在する無(個)」の概念が
「完全無という世界(全)」(0次元世界)と同じものであるように、
点の概念(個)は線世界(全)を同一のものとして
「1次元宇宙・線の世界」を出現させる。
この「個の概念が全の概念と同じものであること」、
つまり「個の概念が持つ全へと向かう方向性、あるいはその連鎖」が
「全ての力学(存在)」の正体である。
無の本質は全てを完全無とし
全てを完全無へと拡大させる、「力学であること」に他ならない。
存在は、その概念としての形式を与えられる以前から
個として全へと連鎖する力学なのだ。
これは「力学であること」が
「全ての存在に先立つ世界の大前提である」ということである。
無(個)が無(完全無)であり続けようとする無の唯一の「状態」、
これが我々の宇宙が力学に統括されるその理由である。
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