「存在する点」は 体積も面積も長さも あらゆるものの部分を持たない。 あるのにない、ないのにある。 この点が実体(モナド)である。 「今という時間」は 時間軸の長さの部分を持たない 「存在しない時間」である。 あるのにない、ないのにある。 今という時間も実体(モナド)である。 実体は現実に我々の世界を構築する要素である。 この実体が「存在する無」なのだ。 「存在するのに存在しない」の概念。 実体が永遠に連鎖をつづける理由、 それは「存在する無」が「完全無」であるための 無限大の広がりである。 この「広がり」が宇宙に誕生した 最初の力学である。 点が「同じもの」として線に拡大すること、 これがアインシュタインの言う 等価原理である。
にほんブログ村
2019年1月8日火曜日
(連載4)4-7拡大する宇宙
全ての原因は無にある。
「無」に対する考察を正しくもつと、
我々は何も存在しないはずの「0次元世界」から
「1次元宇宙が誕生する」という必然性に
気づくことが出来る。
それが「同じもの」として
この宇宙の力学による支配である。
つまり存在する「1次元世界」は、
「0次元世界」とも等しい「同じ世界」なのだ。
「同じもの」であること。
存在と力学が
無と「同じもの」であること。
概念しか持たない無(実体)だからこそ
「存在する無」はその実体を「あらゆる存在」へと分け与え
自らが拡大することが出来る。
全てが無なのだ。
果てしなく永遠に無は続く。
そして概念の無限大の分岐は始まる。
概念世界の方が新しく分岐するのである。
全てが無に回帰するものとして。
全てを無とする、
永遠のあらゆる方向性への拡大である。
これが宇宙の真実なのだ。
このことが世界が「無の部分を持つ」という意味であり、
「全ての存在するもの」は「実在する実体」と同時に
その概念を共有しながら、
共に「同じもの」として無の延長線上に存在する。
つまり現実世界のあらゆる概念が
「存在する無」の同じ部分を持って現れた同じ実体なのである。
「この世界には永遠に何も存在しなかった」
つまり全ての概念を無として、
完全無の世界は永久に広がり続けるのだ。
これによって無の属性を持つ全ての次元世界も
その概念世界の永遠の拡大(広がり)を約束される。
実際問題として我々の物理的な宇宙が
現在は加速膨張すると認識されるのも
本当は無の概念を持つ無限大の宇宙の
更なる拡大へと向かう同じベクトルである。
その属性のために「全ての個なる実体」は
「全ての完全無」に向けての方向性、
つまりその無限大の連鎖を自己の存在へと宿すのである。
これが存在が力学から来ることの
正しい理解である。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿