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2021年3月17日水曜日

(連載21)21-5ただ一つの本当のこと「世界原理」


 

 

 

この世界のあらゆる現象と存在の全ては、

統合された同じものとして「一つの力学」から誕生する。

 

 

一つの同じ力学である。

 

 

世界が持つただ一つの現実は

「無と共有すること」、

すなわち「次元共有の大原理」である。

 

 

この世界には何も存在しない。

この世界は全てが無である。

 

 

これが「存在する無」であり、

「無が実在する」という現実世界なのだ。

 

 

「存在する無」は

「何も存在しない状態」ではない。

 

 

世界の根本にある「無」は「完全無」という世界であり、

あらゆるものが「永遠に無の属性をもつ」という世界の原理である。

 

 

ひとつしかない世界の

ただひとつの本当のこと。

 

 

「永遠に続く無」

 

 

したがって「無」は「永遠の連鎖」がその本質であり、

これが「存在する」の原型となる「存在する力学」である。

 

 

こうして宇宙には存在に先行する

力学が生まれる。

 

 

全ての存在は力学(無の連鎖)の結果である。

 

 

 

 

更にこの「永遠に何も存在しない」という状態が

「無限大の正体」である。

 

 

宇宙と力学の連鎖は

常に無限大の広がりとその属性を持つ。

 

 

これが「存在しない」と同義なのだ。

 

 

 

従って「完全無の実在」を支える為に、

全ての概念世界は「同じ実体として」実在である。

 

 

存在ではない。

 

 

「無」と「有」は相反するものではなく、

「無」と「有」は同居することによって「無限大」となる

「ひとつの同じ概念」である。

 

 

 

この「同じ概念」に共有された

内側と外側が永遠につづく実体が世界である。

 

 

 

その結果「有」という「無限大」は、

「無」を実在させる唯一の実在である。

 

 

 

そのためだけに、あらゆる全ては「存在する」。

 

 

 

 

この世界の状態が我々人間である。

 

 

異なるものでも

特別なものでも

異質でもなく、

この世界の状態がわたし達なのだ。

 

 

人間はこの世界原理に基づいて、

はじめから統合されている。

 

 

「大宇宙に宿る自我世界」である我々は、

「地球上における生命体としての自我」というだけではなく、

まさに「大宇宙の自我」と呼ぶにふさわしい概念である。

 

 

 

あなたの抱える無は、

あなたに宿る永遠の無限大と等しい。

 

 

「可能性」

 

 

それは(あらゆる方向への)拡大である。

 

 

 

世界に存在する確信として、

我々の自我世界の存在意義は計り知れない。

 

 

 

「人間とは何か、宇宙とは何か」

 

 

次元理論によって明かされた

これらの人類の根本的な疑問にたいする解答は、

「あらゆるものの出発点は統合されていて、

その全ては広がりつづけることによって再び統合される」という

「解」を我々にもたらした。

 

 

人間と全ての世界に共通する

相互の共有関係とそのつながりについて。

 

 

そのために「真理は一つしかない」、

あるいは「真理の姿はひとつではない」という両端の認識であっても、

それは決して相反するものではなかったのである。

 

 

全ての存在の中に、唯ひとつの原理

「次元共有の大原理」が共有されている。

 

 

この理解よって価値観の異なる全ての我々が、

お互いに共有し、許しあえる環境が整った。

 

 

 

 

「次元共有の大原理」が我々人類にあたえた命題は、

「共有し共存する個性の創造」である。

 

 

「新世界の創造」はそこからはじまり、

それは人間と世界の新たな可能性である。

 

 

 

これが拡大する無の力学である。

 

 

 

次元世界として統合されて誕生した「自我世界」であるが、

自我は次元世界であることを拒める能力

「自由意思」を持つ。

 

 

しかしその否定による選択の先には、

無知によって造られた負の連鎖しかなく、

繰り返しの輪廻として暗く閉ざされた未来しか存在しない。

 

 

 

けれども本当の「自由意思」は

可能性を選択する「人間の多様性」の為にあり、

この選択肢を放棄して良いのは

命の危険に直面した場合のみである。

 

 

自我世界はこの「自由意志」を

世界原理からあたえられた人類の命題へと向けさせて、

確固たる第8次元の存在を、

この宇宙に対して示さなければならない。

 

 

この世界に喜びと安堵とを与えるために。

それは人間のものだ。

 

 

受け入れることによって広がり、

受け入れられることによって広がる、

ひとつの世界のために。

 

 

 

人類の行き先はそこにしかなく、

いやそこにこそ

我々の安住の地は用意されている。

 

 

 

「共有し共存する個性の創造」は

「他者とわかり合い、自分らしく自立する」

人間と社会のあり方である。

 

 

 

そしてこの「次元理論」は

「造られた科学や信仰」ではなく、

本来は全ての存在が統合されていたという現実を

人間が認識するための「知識」である。

 

 

その学問は我々を導く光りとなるだろう。

 

 

人間には正しい学問がいる。

 

 

存在する無の同じ部分として、

全ての我々は同一であり、ひとつである。

 

 

 

世界の力学は人間の意志と変わりなく、

それは世界の希望、世界の愛である。

 

 

それは我々が

新しく始めるための理解である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人間はただひとつの真実から生まれた。

 

 

「この世界には何も存在しなかった」

 

 

これが世界の原始に存在する無である。

 

 

この「存在する無」は

「面積も体積も時間も持たない」ものであり、

これが存在する点「実体の概念」である。

 

 

これによって現実に宇宙は誕生する。

 

 

実体は空間であり、

時間であり、物質であり、

生命、そして自我である。

 

 

全てがあるのに何処にも存在しない実体なのだ。

 

 

このように世界は

未だ永遠の無である。

 

 

全ては無と同一であり、

故に世界は無限大である。

 

 

これが本当の科学、

世界原理である。







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