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2019年7月2日火曜日

(連載6)6-7異なる時間の世界

6-7異なる時間世界


「異なる密度の空間」が存在するということは、
「異なる時間の流れる世界」も存在するということである。


この「時間軸」の流れは、
同じ「空間密度」に対しては常に等速なのだ。


これはたとえば地球上であっても、
地表と上空では時間のすすみかたは異なるはずであるし、
太陽系や銀河系でも時間の流れる速さは空間密度の「差」によって、
常に異なるものとして観測されるはずである。


つまり観測点からみて空間密度が相対的に「密」であれば、
時間波はより収縮されたものとなり、
時間(波)の流れる速度もおそくなるはずである。


これは常により地表近くであり、
あるいは太陽方向であり、
銀河系の中心近くである。


逆に上空方向、太陽系の外がわ、
銀河系の外側周辺での空間密度は希薄となり、
相対的な時間の速度もまた速まるはずである。

(ボイジャーの加速、銀河系の自転の差異など。
空間密度の低い場所をより高い場所から観測した場合の現象。
反対に太陽内部などの空間密度の高い場所をより密度の低い場所から
観測した場合、時間の流れは遅く観測される。)


したがって我々の目には映らない「空間密度」も、
空間波(光の速度や時間、電波など)の「不変の速度」の「変化」よって、
その姿をとらえることは可能である。



このように
「宇宙はなぜ存在するのか」
という究極の問いかけに対しても、
「空間からの原子の創造」という答えが今、
次元理論によって用意されたのである。


したがって次元世界では、
全ての存在が「無」が実在するために、
その「無」と共有することによって発現し、
我々のこの現実世界までをつくり上げている。


これが人類にとってのはじめての「宇宙統一理論」である。



こうして現在、我々の宇宙は存在する。



4次元世界「時空」があるかぎり
「物質世界」もまた永遠の創造過程にあり、
「物質世界」を伴わない「時間世界」もまた
実在することはない。


(だからこそ時間と空間は、物質と等価である。
このように宇宙統一理論の証明が「等価原理」なのだ。
もともと速度とは時間と空間の概念である。E=mc2)




この「次元共有の大原理」という
次元世界の必要十分条件の中にこそ、
我々の宇宙は存在する。


これも「あらゆる存在は完全無と共有する」という
「世界原理」なのだ。


我々が目にする「現実世界」は
「実在する無の概念」である。
永遠に続く無限大の0。
これが宇宙の真実であり、
同じものとして全ての現実の姿である。



たしかに存在するはずの「物質」も、
その本質は無限大につづく「時間と空間」である。
そして全ての時間と空間も
はじめから「実在する完全無の概念」である。


人間が認識できる範囲の「実在する無の概念」、
それを我々は「現実」と呼んでいた。


この構図が次元理論の解き明かした
「現実世界」である。


「質量と空間の増大する世界」が宇宙の解答であるとは、
宇宙統一理論がこれまで誰にも理解されなかった
その理由だろう。




おそらく読者の方々にもまだ、説明が足りていないことだろう。
そこで次章からももう少し、
この宇宙統一理論の探求をつづけたいと思う。
この世界の現実は、全てが「存在する無」から
ひとつずつ理解をかさねてきたその結果である。


宇宙統一理論によってここに描き出された宇宙の姿は、
これまでの科学が残してきた疑問を全て紐解く。


皆様にもぜひ一緒に
その事実を確認して頂きたい。


それは次元理論の証明であり、
この世界に大統一理論が存在する証である。


次章は「遠ざかる太陽」である。


これは地球も太陽も太陽系の中心へと向けて
常に移動し続けているという話である。
これは地球の軌道が真円ではなく、
楕円形をえがくその本当の理由である。

そして重力や太陽風の本当の現実を描く。
それは太陽系や銀河系の
存在する理由(原因)である。





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