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2019年7月10日水曜日

(連載7)7-1原子の内側

                               第7章
                        遠ざかる太陽



7-1原子の内側


                       『実体の科学』

そもそも質量保存の法則を第一に「信じる」のであれば、
ビックバン理論など最初から信じてはならない。
次元理論では始めに「無が存在する事を理解して頂きたい」と
お願いした。
しかし実際には、それ以外に理解する事など何一つないのだ。

後の全ての現実は
順を追って解読すれば、
誰もが理解できる必然の繋がりである。


そして無というただひとつの現実から世界が始まるということは、
世界はひとつの力学に統合されるということである。


それはもちろん「科学も我々人間の心も」である。



         〜〜第6章 宇宙統一理論より〜〜





蛇足ともなるかもしれないが
「空間が原子に変わる」
という現実がまだ納得できない方のために、
ここでもう1章書きくわえておこうと思う。
(正確には4次元世界の空間が
5次元世界の物質へと切り出されている)


実験で「空間をあつめて原子をつくりだす」ということは
おそらく誰にもできない。


けれども「原子を破壊して空間の発生を確かめる」
という方法であれば、
その検証は十分に可能ではないだろうか。
そこで著者はここに一つの実験を提案する。


この「空間の解放実験」は
物理的な圧力によって原子核の破壊を
目的としている。
以下、この実験の手順である。


最初に実験装置の中心部分に破壊の対象となる原子、
この場合は核力の弱い水素か、
すでに壊れかけた原子などを設置する。

つぎにその原子が、強い爆風でふき飛ばされる事のないように、
複数の強力な起爆剤で立体的にとりかこむ。

最後にその起爆剤からの複数の衝撃波が、
同時に中心の原子へと衝突するように、
発火のタイミングを正確にはかる。



以上である。

要は強力な物理的衝撃によって
壊れかけた原子をすりつぶすのだ。




いかがだろうか。
じつはこの実験、人類によってすでに行われている。


もちろんその実験結果についても、
我々のよく知るところである。
これは「空間穴」の物理的破壊を目的とする「核実験」である。
(注・実際の核実験では、破壊の対象となる原子に起爆剤によって加速度を
あたえ、さらに中心部分で衝突させるという、もう少し複雑な手順をふむ。
恒星内部において核融合反応が発生するのは、
この人工的な加速度のかわりに
重力による空間の収縮圧が原子に加わるためである。
つまり重力が原子に核融合反応を引き起こすのだ。)



核兵器によって発生する衝撃波は
通常の爆発物とはことなり、
宇宙空間でも有効な事が予測される。

核兵器は将来的には、
地球に衝突する可能性のある天体を宇宙空間で破壊、
もしくは軌道修正するために有効とされる
人類の盾という側面も持つ。
(しかしその事によって著者は、
核兵器の保有を肯定するわけではない。
これは空間波の引用を目的とした記述である。)


これは核融合反応によって発生する衝撃波が、
大気などの「物質」の振動によるものではなく、
「空間自体」の振動に類するものだからである。


そして物質を媒体とせず空間自体に伝わる力、
これが太陽風もしかりの「空間波」なのだ。


このように原子から発生した新しい空間は、
周りの空間を押し出す力として周辺の空間にも伝わり、
あたり一面の空間に「空間波」を発生させる。



したがって太陽系のすべての惑星は、
太陽からふきだす「空間波」、すなわち「太陽風」の中を、
「遠ざかる太陽」に向けてつねに落下しつづけていることが分かるのだ。



つまり太陽風は「空間密度の変化」としてあらわれる
空間の流動現象である。




ほぼ真空といわれる空っぽの宇宙空間で、
なぜ風がふくのと同じような現象がおきるのか。


たしかに彗星の尾は太陽風に流されて、
太陽とは逆の方向にのびている。
しかし光や電波に物を動かす力はない。
あるいは太陽からふきだすガスだとしても、
それはあまりにも希薄すぎる大気である。


つまりこれは太陽からのエネルギーの流出という言葉では、
片付けることの出来ない問題なのである。


太陽系では、太陽風として「全ての空間は流されている」。
そのために全ての惑星の軌道は楕円形をえがき、
彗星の近日点も毎回移動する。

惑星がその周回軌道において
毎回同じ場所に戻るように見えるのはみせかけであり、
実は太陽系の全ての天体は太陽に向けて常に落下する。


膨大な空間を噴出しながら遠ざかる、太陽に向けて、
ゆっくりと流れ落ちながら、
同時に太陽風に乗ってゆっくりと太陽系の外側に向けて
流されているのだ。


このために我々の暦には「うるう時間」が必要であり、
惑星を引っぱる未知の重力が検出されるのである。
我々の太陽系では「太陽の方角にむけて」
空間はつねに広がる。


この空間の歪みが、
現状の宇宙科学ではまだ捉えきれていない太陽系の構造である。




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