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2021年4月21日水曜日

点と線1(存在するものとしないもの)

 

私達は数学で点を使います。
でも本当に点は存在できるのでしょうか?
点には面積がありません。
面積を持たない図形は存在できますか?



では線はどうでしょうか。
線は点の集合体です。
私達はこの線を使います。
しかし線にも面積や体積はありません。
では面積のない図形が存在出来ますか?



長方形や三角形には面積があります。
点や線で構成されたこれらの図形には
「独自に占有する面積」が与えられていて
この図形は存在します。


でもちょっと待って下さい。
体積を持たない長方形が
本当に存在するといえるのでしょうか?



私たち人間の使う「存在する」という言葉に
今区別はありません。
けれども「本当に存在するもの」を考えるにおいては
正しい認識と知識が必要なのです。



「存在する」を一種類しか知らない人類に
「宇宙は存在する」を理解することは出来ません。



我々の宇宙は力学の連鎖による流動するベクトルであり、
その連鎖の段階、段階が次元世界と呼ばれます。
このブログでは「何故存在するのか」という全ての疑問に
科学的な解答を考えていきます。









点と線1




わたし達の科学は
点と線を活用することによって
大きく進歩しました。


それは人間が
数字を活用する技術
「数学」の誕生です。



わたし達はこの数列の上を
行ったり来たりしながら、
公式を見つけ出したり、
解を探したり
まさに正しさの基準として
数学を利用して来ました。


線は無数の点のつながりであること、
点は二本の直線の交わった一点であること、
線はその長さによって範囲を表すことができることなど、
点と線の運用は科学の基本にあります。



そんな数学の基礎でありながら、
数列の活用によって
わたし達の世界の全てが理解できると、
ほとんどの物理学者は考えています。



それは正しくもあり、
けれども大きな間違いです。



宇宙にも点と線の概念はあります。
そしてそれを活用することは
決して間違ったことではありません。


しかし我々が数学で利用する数字や数列は、
計算の前提として作り出された「道具」であり、
これは0という数字にしても同じことなのです。



わたし達には科学に対する信頼として、
数学は知識の前提であるという認識や、
その理解があります。


しかし数字や数列は、
人間の文化や歴史的な構築物としての側面も色濃く、
それは理論的な哲学のひとつに過ぎないということを
わたし達はまず理解しなければなりません。



つまり普遍の真理を表すと
考えられている方程式でさえ、
その根底には人間の考え方や捉え方といった
思い込みが先立っているのです。






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