第11章 「ひとつの世界」の証明
次元世界の分岐と等価原理
11-1「ひとつの世界」の力学
第5次元「物質世界」に発現した
「重力という力の概念」は、
第6次元「生命世界」にも
同じ力学と作用として「引きつがれている」。
それが命が宿した力学「本能」である。
「重なった空間」と「失われた空間」から生まれた原子。
そこに「失われた空間」の空間を求める力として発現する重力と核力。
「重なった有機物」と「失われた有機物の空間」から生まれた生命。
そこに「失われた有機物の空間」が有機物を求める力として発現する本能。
原理と力学は「同じもの」であり、
異なるのはただ概念世界の枠組み「次元世界」だけである。
我々の宇宙に異なるものはなく、
力学もひとつだけである。
全ての力学は統合することが出来るのだ。
エネルギーと物質という二つの異なる概念が
ひとつの数式で繋がれるように。
空間の持つ欲求=「原子の概念を持つ」空間の重力
有機物の持つ欲求=「命の概念を持つ」物質の本能
精神世界の持つ欲求=「感情の概念を持つ」本能の認識力(欲求)
自我精神の持つ欲求=「自我の概念を持つ」精神世界の意志(希望)
これらのいずれもが「失われた空間」が
他の空間を引きよせる為の「求める力」である。
このように連鎖と連続で出来たひとつの概念が
歪みによって切り取られた為に、
そこに復原力として全ての「力学」は創られている。。
私は以前「次元共有の大原理」のまとめとして、
「ある次元世界のもつ特定の性質は、
つぎの次元世界にも同じものとして引きつがれていく」、
という原則をのべた。
第5次元物質世界と第6次元生命世界の類似点は、
このように「世界の本質」として
それぞれの概念世界が持って生まれたものである。
たとえ次元世界として区分わけされたとしても
この両者はもともと「同じひとつの概念」だからである。
全ての次元世界が
「ひとつしかない同じ世界のひとつの概念」である。
それは「存在する無」の無限大の広がりなのだ。
この「広がり」こそが無(存在)の本質、
「力学」である。
無は「連鎖して拡大する」という力学であり、
存在はそこに付随するだけである。
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