生命世界と宇宙とのつながりは
おなじベクトルとして同時である。
そのために生命世界と物質世界の構造は酷似し、
両方の次元世界は同じ概念をやどす。
「次元世界」として全ての世界が存在する以上、
いかなる次元世界でもこの構造に変化はない。
すなわち全ての次元世界は
無を共有する「同じもの」として「実在」であり、
この世界のあらゆる概念と同時に「存在」する。
実体であり、モナドであること。
それが存在する無に統括された
無の同じ部分として存在する世界である。
すなわち「実在」が
概念世界における「存在」であり、
その全ては相対的である。
(面の中に線は存在しない。
体積の中に面は存在しない。など)
その結果同じ「存在する無の概念」
全ての「次元世界の起点(実体)」も、
各々の次元世界における「完全無への欲求」として
連鎖して拡大する力学を宿す。
この力学が実体である。
その為に存在の全ては力学として
等価性を持って現れるのだ。
存在の全てが持つ同じ力学。
これを理解する科学が
大統一理論(次元理論)である。
無(個)と完全無(全)は「同じもの」である。
全てはここに始まり、
未だ世界はここにある。
たとえば5次元物質世界における
世界の起点は「原子」である。
確かに原子は
その概念としては「物質(カタチを持つ)」である。
けれどもその本質は、
自らの内外の空間への欲求(重力と核力)を持つ
「同じ空間の構造に宿った力学」(空間の復元力)である。
つまり力学の結果としての現象が原子である。
存在は先立つものではなく、
力学が先行して原子という形を形成する。
原子は存在ではなく
空間に力学が与えられたことによる結果として
「存在する現象」なのだ。
原子は空間である。
あるのにない、ないのにある、
原子も無と同じ実体のモナドである。
そして原子のひとつ一つは小さく
わずかな力学の概念しかもたない。
だが彼らの欲求である重力や電磁力は、
原子と原子を引きつけ結合し、
最終的には同化融合を果たして
より強い原子(力学)を創りだす。
そして膨大な量の原子群の生み出した重力の渦は、
さらに多くの原子や空間の創造へと展開(核融合反応)し、
結果として物質世界は拡大の一途をたどる。
宇宙の加速膨張という認識が間違いである。
これは増大する力学であり、宇宙の成長なのだ。
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