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2020年11月17日火曜日

(連載18)18-4ひとつの同じもの


 

 

「否定」の数だけ人間は傷つき、

我々は成長する機会を失ってきた。

 

 

本来人間は

自分の成長時には周りの人々を同時に成長させて、

自分が誰かの成長を助けたときには

自分自身もまた成長する。

 

 

これが「共有する人間」の姿である。

 

 

「相互の次元世界の共有」という次元原理は

私たち人間の正しい姿なのだ。

 

 

これは正義などではない「正しさ」である。

 

この正しさが物理学であり科学である。

 

 

 

そしていま日本で

そして世界で、

決して否定されてはならない

多くのものが失われつつあることを、

我々は理解しなければならない。

 

 

 

その存在はあなた自身が必要とするものであり、

同時にそれらの存在からは

あなた自身が必要とされている。

 

 

あるいはそれは

あなたの嫌悪する「敵」だったのかもしれない。

あるいはそれが

あなたを苦しめた元凶かもしれない。

 

 

けれども我々は共に「何も理解していなかった」。

 

 

我々を形成する良識や常識は

現状まだ不完全なものであり、

それは偏った認識に近い。

 

 

だからこそ我々は本当の「正しさ」を理解するために、

宇宙や自然、そして人間の歴史を

学ばなければならない。

 

 

誰かにとっての勝手な正義を学ぶのではなく

この世界の正しい力学を知識として学ぶのだ。

 

 

 

 

 

「あなたの目」も、

そしてあなたの「第3の目(あなた自身が手に入れるべき他人の視点)」も、

まだ開かれてはいない。

 

 

もしも世界がゆがんでいると感じるのならば、

それもまた「我々」の責任である。

 

 

 

次元世界は一様に

「拡大を停止したときには失われる」ということを、

我々は自覚しなければならない。

 

 

そのためにも今、

我々の目の前には無限の大宇宙が広がる。

 

彼らは我々の意識が開花することを望み、

その為に我々を導こうとする。

その現実の姿と事実によって。

 

 

 

そしてそれら全て現実が

「自我世界」の共有と共存の対象であり、

世界に存在する「正しさの証明」なのである。

 

 

 

 

 

 

 

 

ここまでが次元理論が我々に教える「知識」であり

現実世界である。

 

 

目新しい教訓が華やかに誕生したわけではないだろう。

 

 

そのいずれもが、

それぞれに大切な「人間の生き方」であり

我々はその事実を昔から知っている。

 

 

けれどもなぜそれが大切かを「理解すること」、

それが一番重要であり、

単純に知識を得ることと理解は別のものである。

 

 

 

 

「理解すること」は人間が生きるために必要な「判断基準」となり、

それは我々の選択の中心に位置する。

 

 

そしてそれは人間が「考える」ことではなく、

「学び」そして「理解」することなのだ。

 

 

理解はあなたの存在と同化する。

 

 

そして我々が「考える」のは

「理解」した後の仕事である。

 

 

次元理論はその事実を明らかにした。

 

 

我々は選択しなけれならない。

我々には選択の自由と責任があるのだ。

 

 

その先に世界の拡大と喜びがある。

 

 

 

「知識」はその為に

我々が貯えるものであり、

それによって「科学」や「学問」も、

我々が「理解」するためのツールとなる。

 

 

 

 

「無を理解する」ための科学「次元理論」は、

最終的にはこのように「人間理解」へとつながる。

 

 

 

「ひとつの世界」の一部分であり、

次元原理のために開放された次元世界として

我々人間は存在する。

 

 

世界への理解は人間に対する理解なのだ。

 

 

あなたの外側へと向けられた愛も

それは自分の内側へと向かう愛と同じものであり

実際にはひとつの同じものである。

 

 

外側にいる自分と

内側にある世界。

 

内側にいる自分と

外側にある世界。

 

 

その間に明確な境界線はない。

 

 

世界の抱えた孤独、

同じ希望、

同じ愛。

 

 

全てが同じ、

世界の連鎖であり、意志なのだ。

 

 

それは決して

尽きることのないひとつの同じ力学である。

 

 

 

次元理論が導きだした人間の姿は

いまだ不安定なものであり、

我々はまだ幼くもあった。

 

 

人間はこの先もずっと

ココロの空白を埋めるために

求め続けるのだろう。

 

 

けれども、だからこそ我々は、

これから先も学びつづけることができる。

 

 

 

宇宙を、世界や自然を、

人間を知ることによって我々は、

自分自身を学ばなければならない。

 

 

そしてそのために現実に、

全ての「彼ら」は実在する。

 

 

 

あなたの自我が「世界から開放された」のは、

決して混乱するためではない。

 

 

「あなた」のもつ本当の願いは

「融合し創造すること」である。

 

 

あなたは常に孤独であり

そのために求めつづけ、

だからこそあなたは光にもなれる。

 

 

それが人間の「生きる」ことであり、

最大の「喜び」である。

 

 

 

「あなた」もまずその事に気づかなければならない。

 

 

 

人間が気づきさえすれば、

その先の道は自ずから

開かれるはずである。

 

 

 

なぜならば「あなた」は

「ひとつになること」を願う世界であり、

この世界も同じく「ひとつになること」を願う

「あなた」自身だからである。

 

 

  

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