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2020年9月16日水曜日

(連載17)17-1多様性と個性







17章 我々は何処に向かうのか(3)


  多様性と個性






次元理論で求める「人類の解」には
「共有と共存」を上げることができた。


世界が
「ひとつから始まる同じもの」として
同じベクトルである以上、
この宇宙に「異なるもの」は存在しない。


「無の連鎖」は変わらずひとつである。


この為に次元世界を越えて存在する
あらゆる概念も等価原理として、
物理学的には統合される。



世界はこのひとつの世界原理によって
共有されているのだ。



その世界原理の力学が
我々人間の解答である。




概念の異なる同じものが
存在の本質である。



それは実体でありモナドである。



生命はもとより
時間や空間、物質までのあらゆる存在が
我々と同じ「求める力学」であり、
それらは同じベクトルである。



この力学は無の連鎖をその中心とし、
拡大へと向かう同じ世界の欲求である。



世界はあなたを求め
あなたもこの世界を求める。



あなたが求める為に世界は存在し、
世界の求める力学があなたである。



それは融合によって
あなたと宇宙の双方が
その内外へと拡大する力学である。



あなたの中に世界があるのも、
世界の中にあなたがあるのも、
それは世界があなたであり
あなたが同じ世界であるための
ひとつのモナドの同じ現象である。



従って我々の間に窓はなく、
あなたが外側と思って見つめるのは同じあなたであり
あなたとは世界の内側にある同じ外側の世界である。



この為に全ての同じ存在は
ただ「異なる可能性」のみを模索して
新たな多様性を紡ぎ出していく。



この多様性の広がりが
世界拡大のひとつの方向なのである。





これによって我々人間の命題も
「共有と共存」以外に
もう一つあることが解るだろう。



前章では「植物の多様性」そのものが
植物の次元世界を広げるという例をしめした。




そして「次元世界における多様性」、
これが人類の二つめのキーワードである。



この「多様性の創造」を理解するためには、
もう一度第5次元「物質世界」における
「時間波による物質の誕生」まで遡り、
その仕組みを理解する必要があるだろう。



「多様性」の真意は、
原始宇宙から現実世界の拡大に寄与する
新世界創造の鍵なのだ。




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