「存在する点」は 体積も面積も長さも あらゆるものの部分を持たない。 あるのにない、ないのにある。 この点が実体(モナド)である。 「今という時間」は 時間軸の長さの部分を持たない 「存在しない時間」である。 あるのにない、ないのにある。 今という時間も実体(モナド)である。 実体は現実に我々の世界を構築する要素である。 この実体が「存在する無」なのだ。 「存在するのに存在しない」の概念。 実体が永遠に連鎖をつづける理由、 それは「存在する無」が「完全無」であるための 無限大の広がりである。 この「広がり」が宇宙に誕生した 最初の力学である。 点が「同じもの」として線に拡大すること、 これがアインシュタインの言う 等価原理である。
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2019年6月18日火曜日
(連載6)6-5宇宙は存在ではなくベクトルである
時間によって4次元時空から切りだされ、
核融合反応によって「空間穴」からも開放された「5次元世界の空間」は、
今度は我々の宇宙の「広がり」そのものを支える。
この「広がり」が「太陽風」である。
したがって我々の「5次元世界」には、
「完全なる真空」や「絶対0度の空間」はどこにもない。
(これは空間密度が0の状態、
すなわち4次元時空の持つ空間概念である)
我々の5次元時空の空間には、
少なからず物質と同じ概念、
「存在する」という固有の範囲がある。
これは「大きさ」として表すことができる
形や距離の概念である。
このように4次元時空では「点×線×面×空間」が
その構成要素であることに対し、
「時空×物質(大きさ)」で構築される新たな次元世界の発現が
我々の「5次元物質世界」である。
「点×線×面×空間×積(容積・体積)」
そして物理学者のなかには、
すでに「5次元世界」の実在を主張する人々もいる。
(彼らもまだ現実世界を4次元世界として認識しているが、
4次元世界が実在するためには5次元世界が必要だとする、
より正しい解釈を持つ。
ただこれは「世界の多重次元構造」を理解できない限り、
先立つ概念の特定が難解な問題である。)
今、次元理論によって明かされた
「空間波が空間から原子を創る」という現実の物理学。
それによってわかる事は、
ブラックホールの対の存在として期待される
ホワイトホール(存在するといわれるが未確認)とは、
じつは太陽などの無数の恒星群であるということである。
これまでの物理学では、
我々の宇宙は「4次元世界」とされ、
質量やエネルギーは増加しないということがその原則とされてきた。
だが次元理論の観点からすれば、
その前提も大きく異なる。
「5次元物質世界」も次元世界である以上、
無限大のひろさと時間を持つこと、
さらに無限大へと広がる世界であることは必然である。
これは原子が「存在する無」である以上、
その次元世界の起点が無限大の連鎖として
質量と無限大の空間の「物質世界」を
生み出しつづけることは当然の力学なのだ。
我々の宇宙では「質量と空間は増大する」。
無がベクトルであり
無限大の連鎖としてその概念を重ねる以上、
等価として存在する我々の宇宙も拡大する。
もちろん「質量保存の法則」や「エネルギー保存法則」などの
すでに知られた原理や法則も、
限定的にはまちがいのない事実である。
著者はそのことは否定しない。
けれどもそれらの原理や法則は、
物質世界である5次元世界の限定的な瞬間
(存在しない今)における考え方であって、
宇宙そのものである
「次元共有の大原理」にたいしても適応するものではない。
「時間の存在しない物理学」の方が
宇宙では特殊な捉え方なのだ。
無が拡大するベクトルである以上、
我々の宇宙のベクトルも拡大を続ける。
「次元共有の大原理」は逆に、
「5次元世界における全ての原理や法則を生みだす大原理」であり、
それは5次元世界の限定的な法則(人間が作成した考え方)から
創りだされたものではない。
そもそも質量保存の法則を第一に「信じる」のであれば、
ビックバン理論など最初から信じてはいけないだろう。
次元理論では最初に
「無が存在する事を理解して頂きたい」とお願いした。
けれどもそれ以外に宇宙には
理解するべき事など何一つないのだ。
全ては順を追って探求すれば、
誰もが理解できる現実である。
そして無という
ただひとつの現実から世界が始まるということは、
世界はひとつの力学に統合されるということである。
現在も物質と空間は
この宇宙のいたるところ拡大を続けている。
だからこそ次元理論(無は無限大に広がる完全無であるという理論)は
「宇宙統一理論」ともなりうるのである。
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