「存在する点」は 体積も面積も長さも あらゆるものの部分を持たない。 あるのにない、ないのにある。 この点が実体(モナド)である。 「今という時間」は 時間軸の長さの部分を持たない 「存在しない時間」である。 あるのにない、ないのにある。 今という時間も実体(モナド)である。 実体は現実に我々の世界を構築する要素である。 この実体が「存在する無」なのだ。 「存在するのに存在しない」の概念。 実体が永遠に連鎖をつづける理由、 それは「存在する無」が「完全無」であるための 無限大の広がりである。 この「広がり」が宇宙に誕生した 最初の力学である。 点が「同じもの」として線に拡大すること、 これがアインシュタインの言う 等価原理である。
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2019年6月12日水曜日
(連載6)6-4重力と引力
「重力が空間をまげる」という現象は
「空間穴が空間を引きつける力」である。
この原子自体が空間の重なりであり
その結果生じる、空間概念の欠落した「空間の歪み」。
元々原子の存在自体が空間を引き延ばして
空間に膨張圧を加えている。
こうして重力があるとは
物質があることとなり、
物質の周りには「空間密度の相違」が現れる。
そして先述の「重力波」という空間波も、
膨大な物質が大規模な重力をもつことによって発生する
「空間自体の収縮へとむかう流動現象」として
認識することができるだろう。
空間穴(物質)の持つ力学は
空間に作用する力である。
そして空間には、
物質世界の容積を持つ空間と
時空世界の容積のない空間の2種類がある。
これは容積のない空間を「歪み」が切り取ることによって
物質世界(空間)が生まれているのだ。
空間も本来はひとつである。
つまり物質概念のない「世界の入れ物」
時空においても空間は空間であり、
物質世界の力学の影響は受け続けるのだ。
物質世界の空間は収縮されるだけであるが、
時空の空間は物質によって常に流され続けている。
こうして大質量が持つ「引きつける力」も
本来は空間が質量に向けて収縮される力と、
質量に向けて流される力との区分わけが必要なのだろう。
これが重力と引力である。
このように「原子」とは、
「空間の重なりあった部分」であり、
4次元時空に浮かぶ「一つの独立した5次元世界」である。
あるいは次元理論でこれまで取りあげてきた
5次元世界の「次元世界の起点」、
「実体」、「存在する無の概念」、
それが「物質」なのだ。
したがって「次元共有の大原理」によって、
「今という存在しない時間」の次に創りだされる「実在する無の概念」は、
それが「原子」あるいは「物質」という「存在を確定された」
存在しない時空である。
そして「原子」が恒星の核融合反応等によって消滅するときに、
原子核内にとじこめられた「空間」はふたたび開放される。
けれどもその放出された空間は
すでに「空間穴」によって切りとられた
「時空に重なったままの空間」である。
それはもはや「体積をもつ5次元世界の空間」であり、
純粋な容積しかもたない4次元世界「時空」の空間とは
「ことなる次元世界の概念」である。
したがって我々の宇宙5次元「物質世界」は、
4次元世界「時空」に浮かぶ構造を創り出す。
時空は「形」の部分を持たない空間であり、
物質世界は「形」である。
物質世界の空間は
たとえ「形」から空間に戻っても
「大きさ(体積と容積)の概念」を与えられた空間なのだ。
この「大きさの概念を持つこと」が
物質世界に「存在する」という現象である。
このように「時空」に包まれた形状の
「体積と容積とをあわせもつ新たな空間概念」、
「物質世界」は出来上がる。
(この空間概念が、かつての物理学ではエーテルと呼ばれていたのだろう)
これが4次元時空と5次元世界が重なって同時に存在する
我々の宇宙の多重次元構造である。
こうして今はじめて
我々の宇宙の構造が解明されたのだ。
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