つまり0を基準とする数列を使うことによって
結論は先に導かれてしまうのです。
宇宙にはマイナスの物質世界がある!
という概念は、
実は計算の結果ではなく0を使用した時点で
「最初から決められている」
約束事です。
全ての数字の合計値は0!
これも0を起点とする数列によって生まれた
前提としての決まり事(哲学)です。
宇宙に始まりの点0を置き、
そこからプラスの世界が生まれれば
マイナスの世界も「なければいけない」。
0から生まれた世界は
最終的に0に戻ら「なければならない」。
これら当然の考え方は、
あくまで数列世界における常識なのです。
本来数列ではない「全てのもの」に0を使っても、
本来数列ではない「全てのもの」に0を使っても、
本当に良かったのでしょうか。
マイナス2個のリンゴが
「足りないことを表す表現」ならまだ良いのです。
しかし2個のマイナス属性のリンゴが現実に存在する、
という解釈になれば目も当てることはできません。
けれどもまず最初に理解して頂きたいことは
「ないものが存在する点」は0です。
0の概念の正体は
「ないものがある」
これで正解です。
このようにあまりにも特別過ぎる点0は、
明らかに他の点とは異なります。
しかし0は
宇宙に最初から存在した起点などではなく、
後付けにその意味を考え出された道具であることを
覚えておいて下さい。
それは真理を発掘した結果
発見されたものでもなく、
どこにでも存在する「何かの模造品」であることも
すぐに証明出来ます。
0はそれを使う人間の意思で
何処にでも置くことが出来ます。
つまり全ての場所(点)は
0と等しい、0と同等の概念を持っている、
ということです。
これが存在する全ての世界が持つ秘密です。
オンとオフのように
あるとない、だけではなく
その全ての点の中に
「あるのにない」の0の概念が含まれているのです。
全ての点、それは確かに存在するのに
点には面積はありませんよ。
面積のない点が
存在するとはどういうことですか。
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